本日はアイリッシュダンスのWS、打楽器のWS、児童養護施設についてのトークイベントと、いろいろなことが重なる1日でした。アイリッシュと打楽器が同じ時間帯だったので、ほぼ即興でペアダンス。盛り上がりました。動画をfacebookに載せていますので、ご覧ください。youtubeでもご覧いただけます。

さて写真のように、トークイベントは二葉むさしが丘学園の竹村さんをお招きし、質疑応答をまじえながら90分間にわたりお話し頂きました。児童養護施設の概要・現状から始まり、子どもたちの様子から職員の離職率、里親制度・児童相談所との関係などの具体的なお話に、参加者の皆さんはじっと耳を凝らしています。また性やLGBTに関する話など、最新のトピックにも触れられました。90分では時間が不足だったか、終了してもお話が尽きないようでした。
学園坂スタジオでは、ダンスや音楽、文学や哲学・思想などの視点から、社会的課題へのアプローチを試みています。芸術・芸能のような活動が、何らかの社会的課題を即解決しうるかどうかは非常に微妙なところでしょうが、人間のあらゆる行動・活動が政治的でありまた経済的論理と不可分であるとするならば、アートと社会との関わりを見ないでおくようにすべきではないはずです。
今月は6/24にピアニスト・大村新さんの意欲的なレクチャーコンサートがあります。取り上げられる作曲家は、シェーンベルク、ベルク、ウェーベルンなど、いわゆる新ウィーン学派を中心に、演奏だけでなく、カンディンスキーらの美術作品を投影しながらレクチャーが進んでいきます。19世紀末〜20世紀初頭、すなわち約100年前のヨーロッパの状況と音楽・アート。
7/22~23は、今からおよそ30年ほど前の伝説的な記録映画の上映会があります。青森県六ヶ所村の核再処理施設周辺の記録『六ヶ所人間記』、英仏の核再処理施設周辺の記録『夏休みの宿題は終わらない』2本を一挙上映します。
また9月からは女性の作曲家についてのレクチャーやブラックカルチャー入門など、新しい講座が開講になります。ご期待ください。
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